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1・2級で出題される精油

アロマセラピー資格検定1・2級で出題される精油について。イランイラン、オレンジ・スイート、ジュニパー、ゼラニウム、ティートリー、ペパーミント、ユーカリ、ラベンダー、レモン、ローズマリー、

イランイラン

英名:Ylang Ylang
学名:Cananga odorata
別名:フラワーオブフラワー
科名:バンレイシ科
産地:フィリピン、マダガスカル、コモロス、インドネシア
抽出部位:花
抽出方法:水蒸気蒸留法
代表的な成分:リナロール、酢酸ベンジル、クラシルメチルエーテル

イランイランはタガログ語で「花の中の花」という意味。
エキゾチックな、南国的な、官能的なという表現がピッタリ。
ちょっとクセがあって、嗅ぎ分けのし易い香りです。
強く刺激的な香りは官能的な気分を高める「催淫作用」があると言われ、
香水の原料などもよく使われています。
はっきりと好みが分かれるのもこの香りの特徴です。

濃厚な甘さがうっとりとした気分を誘い、
ロマンチックで落ち着いたベッドルームの雰囲気作りにもオススメです。
不安やプレッシャーなどの日常のストレスやイライラを
鎮める効果も期待できます。

皮脂分泌のバランスを整える作用や、収れん作用もあり、
スキンケアや頭皮、髪の毛のケアにも向いています。

濃厚な香りですので、量は控えめにするのがベター。
使いすぎると頭痛や吐き気を催す場合があるので
取り扱いには注意が必要です。

オレンジ・スイート

英名:Orange Sweet
学名:Citrus sinensis
別名:
科名:ミカン科
産地:イタリア、イスラエル、アメリカ、フランス、スペイン、ブラジル
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法
代表的な成分:リモネン、ネロール、シトラール

オレンジの果皮から圧搾して取り出した精油で、
柑橘系(シトラス系)の代表的な香りです。

親しみのあるフルーティなオレンジの香りで、
不安や緊張を解きほぐして、明るくポジティブにさせる効果があるので
憂鬱な時や疲れたときなどによく使われる精油です。

ほとんどの精油は好みが分かれるのですが、
この香りは誰もが好む非常に無難な香りとも言えますので
贈り物にも向いていて、他の精油との相性も良いです。

期待できる効果としては、神経性の胃痛や下痢などの
消化器系の不調を整えてくれます。
また、安眠のためのエッセンシャルオイルとしても有名です。

ティッシュに少しつけて香りを吸入する方法は
出先で気分を変えたい時などに非常に有効なのですが、
入浴の時に、5滴ほどオレンジ・スイートの精油を
湯船によく混ぜてアロマバスにすると、
お風呂全体がオレンジの香りに包まれて
この精油の魅力をたっぷり味わうことができますよ。

ジュニパー

英名:Juniper Berry
学名:Juniperus communis
別名:セイヨウネズ(西洋杜松の木)、ジュニパーベリー
科名:ヒノキ科
産地:ハンガリー、イタリア、カナダ、フランス、オーストリア、インド
抽出部位:果実
抽出方法:水蒸気蒸留法
代表的な成分:α−ピネン、ミルセン、サビネン、テルピネン−4−オール

お酒の好きな方は馴染みのある香り。
実は、ジュニパーは、お酒の「ジン」のあの独特の香りで、
フランス語で「ジン」と言う言葉はジュニパーのことなのです。

心を鎮めて、集中力を高めてくれるのでオフィスや勉強部屋などにピッタリ。
発刊を促し、利尿作用があり、体内の毒素を外に出す働きの他、
精神面に対しても優れた浄化作用があるので、
対人関係で疲れる仕事をしている人や、感情的に疲れたときなどにも
染み入るように癒してくれる精油と言えます。
ヒノキ科の植物の香りなので、森林浴の気持ちで使うと非常に安らぐでしょう。
精神の覚醒度を高めてくれるので、頑張りたい時にも向いています。

スキンケアにも有効で、収れん作用、オイリー肌のケア、
滲出性の湿疹や、にきびなどの改善に効果的です。

腎臓への刺激が懸念されます。
腎臓の悪い人は長期にわたって使用するのは避けたほうが良いようです。

また、妊娠中使用すると危険と長く言われてきましたが、
今ではその危険性はないと言うことが明らかになっています。
逆に、鎮静作用があるので、陣痛や産後の痛みなどに耐えるとき
心強くサポートしてくれることでしょう。

ゼラニウム

英名:Geranium
学名:Pelargonium graveolens
別名:ペラルゴニウム、ニオイテンジクアオイ
科名:フウロソウ科科
産地:フランス、スペイン、モロッコ、エジプト、イタリア、マダガスカル
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
代表的な成分:シトロネロール、ゲラニオール、リナロール、イソメントン

ゼラニウムの原料であるペラルゴニウムの属には
様々な種類があるのですが、精油としてよく使われているのは
ほんのりとローズの香りの中に、キリッとしたミント系の香りを含む
ローズセンテッドゼラニウムです。

特に女性に好まれ、女性ならではの体の悩みを
改善する効果が期待できます。
女性ホルモンのバランスを整えたり、
月経前後の不調、更年期障害などの症状を
香りと作用の両面からサポートしてくれることでしょう。
腎臓の働きを助ける効果も得られます。

スキンケアの効果としては、皮脂分泌のバランスを整える効果があり
どのタイプの肌にも使いやすい精油です。
血液の流れを改善して、顔色よくしてくれます。

また、ゼラニウムは虫が嫌う香りであるため、
天然素材の虫除けなどを作る場合に適しています。
小さな子供がいる家庭で、殺虫剤は使いたくないというときなどに、
アロマランプで香りを拡散させたり、
希釈してスプレーで散布したり、広く使えますよ。

ティートリー

英名:Tea-tree
学名:Melaleuca alternifolia
別名:ティーツリー、ティートリー
科名:フトモモ科
産地:ジンバブエ、オーストラリア
抽出部位:葉、枝
抽出方法:水蒸気蒸留法
代表的な成分:テルピネン−4−オール、γ−テルピネン、1.8シネオール

そのまま直訳するとお茶の木?と思ってしまいまいますが、
日本でおなじみのお茶の木とは全く別物です。
ちなみに、お茶の木はツバキ科のCamellia sinensisといいます。

とはいえ、このティートリーもお茶にもできるんです。
この名はオーストラリアの原住民アボリジニがこの木でお茶を淹れたことに
由来しています。オーストラリアの近辺にしか分布しない常緑樹です。

キリッとして芯のある、クールでさわやかな香り。
昔から傷薬をして使われ、消毒や化膿止め、
免疫力を上げて術後の回復を助ける効果があり、
風邪の予防効果も期待できます。
強い消臭効果と風邪予防を兼ねて、アロマランプで香りを拡散させる他
水(水道水もOK)50mlに、ティートリーの精油10〜20滴を
加えてよく混ぜて、霧吹きで部屋に散布すると効果的です。
レモンやベルガモットの柑橘系の精油も併せてブレンドすると
さらにさわやかな香りとなります。
洗濯をするときに、5滴入れるとすっきりとした洗いあがりになりますし
拭き掃除をする時に、バケツに2〜3滴混ぜるのも良いでしょう。

リフレッシュ効果もあるので、落ち込んでいるとき、
精神的にまいっているときなどに気持ちを落ち着けて、
前向きな気分になるのを助けてくれる香りです。

ティートリーとラベンダー、この2種類の精油だけは
肌に原液をつけても良いとされていますが、必ずパッチテストを行いましょう。
また、敏感肌の人や、アレルギーのある人や子供は
皮膚に刺激を与える場合があるので、
その場合、濃度は1%以下を守りましょう。

ペパーミント

英名:Peppermint
学名:Mentha piperita
別名:ハッカ
科名:シソ科
産地:アメリカ、イギリス、オーストラリア、イタリア、インド、中国
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
代表的な成分:メントール、メントン、イソメントン

どんな香り?と聞かれて、一番なじみのある、
具体的に香りが浮かぶのはこのペパーミントではないでしょうか。
歯磨き粉やミントのガム、ハッカの飴など口にしたことがありますよね。

すっきりとして、スーッとする清涼感あふれる香り。
頭をすっきりさせたり、気分をリフレッシュさせる効果が
よく知られているほか、鼻づまりのときにも有効ですね。
この他、乗り物酔いや頭痛、飲みすぎ、花粉症の緩和や
胃腸の働きを助ける効果も期待できます。

精神面では、気分が高揚しているときや、イライラする時など
気持ちが高ぶっているときに使うと、さわやかな香りが心を落ち着ける
手助けをしてくれます。

1滴でもとてもよく香る、非常に強い香りです。
強く吸いすぎてむせたり、気持ち悪くならないように気をつけましょう。
逆に、ミントを1滴染ませたティッシュをゴミ箱に入れておくだけで、
フタの開閉をするたびミントの香りが通って、
嫌なにおいを抑えてくれますよ。

まれに皮膚に刺激を与えることがあります。
トリートメントをする場合は、濃度を1%を超えないよう、
0.5%程度を守り、注意して使いましょう。

ユーカリ

英名:Eucalyptus
学名:Eucalyptus globulus
別名:ユーカリプタス
科名:フトモモ科
産地:スペイン、オーストラリア、中国、南アフリカ、ポルトガル、フランス
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
代表的な成分:1.8シネオール、α−ピネン

コアラの好きな食べ物として、日本でも有名なユーカリの葉。
なんと100mにも達するほどの大きな木です。
たくさんの種類があるのですが、アロマセラピーでは
グロブルス種と呼ばれるものを使います。

香りは、同じフトモモ科のティートリーにも似ていますが、
ユーカリのがよりクリアでシャープ、ローズマリーに似た印象もあります。
殺菌や鎮痛、解毒、抗ウイルス作用に優れていて、
オーストラリアの先住民であるアボリジニは昔からこの葉を
治療に利用してきました。

清涼感のある涼しげな香りなので、芳香浴にも向いています。
全身浴でなくとも、足浴だけでもずいぶんリラックスできるでしょう。
集中力を高めて、意識をはっきりさせるので
仕事の合間、家事の合間、ちょっと疲れたときなど
もうひと踏ん張りしたいときに効果的です。

効果的な使い方としては、タバコの消臭が得意な香りで、
ユーカリとレモングラスを混ぜて強めに香らせると、
非常に高い消臭効果が得られます。
殺菌効果、防ダニ効果にも優れているので、お掃除にも役立ちます。
化学薬品を使わないお掃除に取り入れるならば、
一番オススメしたい精油です。

ラベンダー

英名:Lavender
学名:Lavendula angustifolia
別名:ラベンダー・フレンチ
科名:シソ科
産地:イギリス、イタリア、日本、フランス、ブルガリア、オーストラリア
抽出部位:花と葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
代表的な成分:酢酸リナリル、リナロール、ラバンジュロール

アロマセラピーで一番ポピュラーと言っていいほどの精油。
原産はヨーロッパの高原地帯で、日本では、そう、北海道が有名ですね。

ラベンダーの語源は、ラテン語で「ラワーレ」。
「洗う」という意味があり、ローマ時代に沐浴などに使われていたことに由来します。
はるか昔から香水の材料としても好まれている植物です。

まずはこの精油をきっかけにアロマセラピーに魅せられた方も多いはず。
「万能精油」と言われるほど使い方は様々な上に、
その作用は非常に穏やかで、小さな子供にも安心して使えます。

穏やかで心地よいフローラルの香りは、心を落ち着け優しい気持ちになります。
心身共々にリラックス効果があるので、
ベッドに就く前にアロマランプにラベンダーを数的落とせば、
温かみのあるランプの光と、柔らかなラベンダーの香りに包まれて
ここちよい深い眠りを得ることができるでしょう。

アロマセラピーの発見の元となった
火傷への効果のエピソードを持つのもこのラベンダー。
殺菌作用、不快なにおいやかゆみを抑えたり、皮膚の修を助ける作用もあり、
スキンケアやヘアケアによく使われます。

ティートリーとラベンダー、この2種類の精油だけは
肌に原液をつけても良いとされていますが、必ずパッチテストを行いましょう。

レモン

英名:Lemon
学名:Citrus limonum
別名:
科名:ミカン科
産地:アメリカ、イタリア、南アフリカ、スペイン、イスラエル、ブラジル、ギニア
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法
代表的な成分:リモネン、シトラール

オレンジと同じく、なじみのあるフルーツ。
精油も果実と同じくフルーティーでフレッシュ、
はじけるように爽やかな香りです。
殺菌作用も強く、昔から食用以外にもよく使われてきました。
気分を明るくリフレッシュさせて、頭をハッキリとさせる効果があるので、
勉強中や、仕事中に香らせると効率が上がることも実証されています。
仕事の効率を上げるだけでなく、ミスを減らす効果もあり、
ローズマリーとブレンドするとより強く実感できるでしょう。

夏バテのときや、二日酔いのときなども、
爽やかな香りが気分を良い方向に向くのを手助けしてくれます。
循環器系や血液にもよい効果をもたらします。

レモを代表とする柑橘系の製油には
光毒性があるため、使用した部位を直射日光に当てると
シミになってしまうことがあります。
紫外線と精油の成分が反応して色素沈着を起こすためです。
注意して使うようにしましょう。

また、酸化が早いので、開封後半年以内に使い切るようにしましょう。

ローズマリー

英名:Rosemary
学名:Rosemarinus officinalis
別名:聖母マリアのバラ、マンネンロウ(迷迭香)
科名:シソ科
産地:フランス、チェニジア、スペイン、ポルトガル、イタリア、モロッコ
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
代表的な成分:1.8シネオール、α−ピネン、カンファー、カンフェン

ハーブとしておなじみのローズマリー。
クールでスパイシーな落ち着いた染み入るような香りです。

最近ではよく庭木として楽しまれている方も多く、
雨の日などは、ローズマリーの特徴的な香りが雨に乗ってふわっと香ると
憂鬱な雨も心地よく感じられるほどですね。

神経を覚醒させ、刺激して、頭をハッキリさせる効果があります。
ローズマリーの香りは、大脳にある海馬という記憶に関係する部分があるのですが、
そこに働きかけて、記憶力や集中力を活性化させます。
精神的な疲労、無気力、記憶力減退などにも効果的です。
寝起きがスッキリしない方は、
朝にローズマリーをアロマランプで香らせたり、蒸気法で香りを吸入すると
心地よい目覚めの手助けをしてくれることでしょう。

中世のハンガリーの王妃が使用した「ハンガリアンウォーター」
(若返りの水)はローズマリーの精油を主成分としていたという逸話があったり、
かの有名なシェークスピアのハムレットでも、オフィーリアが
「これがローズマリー、ものを忘れないようにするお花よ。」と
ローズマリーの枝を差し出します。
花言葉は「記憶」「思い出」そして…「忘れずに」。

昔から花も効果も、親しまれてきた草花であることがよく解りますね。

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